マネー・ローンダリング対策システム「Oculus®シリーズ」

グローバルな視点で、マネロン・テロ資金供与対策の高度化を支援

マネー・ローンダリング対策(anti-money laundering、以下AML)は、不自然な取引、振り込め詐欺などの不正口座取引、反社会的勢力やテロ資金、融資詐欺の排除など、広範囲にわたります。そしてマネロン・テロ資金供与の手口はますます複雑化し、金融機関に求められる対策も大きく変化しています。

NTTデータ ルウィーブは、2000年頃からマネロン・テロ資金供与対策のシステム開発や金融機関へのシステム導入に携わり、国際的なマネー・ローンダリング防止のプロ集団を国内でいち早く養成し、米国CAMS(注1)の認定を受けた専門家を擁しています。また、システムの提供のみならず、業務面を含めた運用管理プロセスの改革、国際水準が求めるリスクベースアプローチに基づく効果的なAML対応など、当局や金融機関、情報提供会社等と協力しながら日本のマネロン・テロ資金供与対策に貢献します。

(注1) CAMSとは、ACAMS® (Association of Certified Anti-Money Laundering Specialists® )が認定するマネー・ローンダリング対策に関わる専門家の国際資格です。

特長とメリット

AMLシステム (Oculus®シリーズ)


金融機関が求めるAML業務に必要なシステム機能を充足した三つの製品(Oculus®-filter、Oculus®-monitor、Oculus®-CDD)で、多様化する不正取引の抑止とAML業務における負荷の軽減を実現します。

システム図

フィルタリング


資産凍結等経済制裁者、反社会的勢力、OFAC、EU、経済産業省外国リスト、PEPs(公的要人)などのリストと照合して、海外送金時のテロ資金の排除はもとより、預金口座の開設、既存取引先の確認などを行っています。

トランザクション・モニタリング


過去の取引履歴や取引パターンなどの傾向から、通常と異なる「疑わしい取引」を検知します。振り込め詐欺などのシンプルなシナリオから、高度な犯罪手口のプロファイリングまで、専門サービスを含めて提供します。

顧客管理


自金融機関で作成したリスク評価書を基にマネロン・テロ資金供与対策に関するリスクスコアリングルールを定め、顧客のマネロンリスクの総合得点を算出します。リスクの格付け情報はAMLシステム内で保持するのみではなく、顧客へのヒアリング時にレベルに応じた対応を行うことや期間システムに随時還元し取引制限・取引停止に活用することも可能です。

ご利用環境


提供にあたってはオンプレミス型、共同利用型、サービス利用型とお客様環境に応じた方式を選択いただくことが可能です。
オンプレミス型 : お客様の所有するデータセンター等にOculusシリーズを導入する方式
共同利用型   : 勘定系システムの共同センター等に導入したOculusシリーズに接続する方式
サービス利用型 : 外部データセンターに導入したOculusシリーズに接続する方式

複数機関での共同利用に対応

複数ユーザーでの共同利用も可能です。ユーザー様への提供機能は単独利用の場合と同等です。

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