NTTデータ ルウィーブがOculus®シリーズをクレジットカード会社に提供開始

2021年8月にFATF（金融活動作業部会）による第4次対日相互審査報告書の公表がありました。 金融庁は、各金融機関における実効的なマネロン・テロ資金供与対策の実施に向けて、2024年3月までに「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」の対応を完了するよう、各業態団体を通じて要請しております。 TISは、各金融機関のガイドライン対応及びAML/CFT対策の高度化をサポートするため、銀行・信用金庫等での採用実績が多く金融庁のガイドライン対応にも準拠した当社のAMLソリューション製品Oculus®-filter（フィルタリング）、Oculus®-monitor（トランザクションモニタリング）、Oculus®-CDD（顧客管理）を、PAYCIERGE(ペイシェルジュ) ^（注1）のAML/CFT対策ソリューションとして採用いたしました。

当社は、金融業界で50年以上のビジネス経験があり、AML/CFTシステムにおいては金融機関300社以上に採用されています。 マネー・ローンダリング対策水準をグローバルな視点で注視しており、米国CAMS^（注2）の認定を受けた専門家が開発しているOculus®-filter、Oculus®-monitor、Oculus®-CDDを組み合わせることで、多様化する不正取引の抑止とAML対応業務負荷の軽減を実現します。 クレジットカード業界での高いシェアを誇るTISと協業体制を組むことで、クレジットカード会社のAML/CFT対策をご支援いたします。

Oculus®シリーズについて

• Oculus®-filter（フィルタリング）
  資産凍結等経済制裁者、反社会的勢力、公的要人（PEPs）、自社のネガティブリストなど複数のウォッチリストを一括して照合し、フィルタリングできます。顧客からのクレジットカード入会・申し込み時にリアルタイムで照合が可能です。またウォッチリスト更新時は、自社の全量顧客をバッチ処理で照合いたします。
• Oculus®-monitor（トランザクションモニタリング）
  クレジットカード利用顧客の取引情報及び過去取引履歴や取引パターンなどの傾向から、通常と異なる「疑わしい取引」を検知します。シンプルなシナリオから高度な犯罪手口のプロファイリングまで、幅広い検知ルールの作成が可能です。
• Oculus®-CDD（顧客管理）
  自社で作成したリスク評価書を元にマネロン・テロ資金供与対策に関するリスクスコアリングルールを定め、顧客のマネロンリスクの総合得点を算出します。リスクの格付け情報はOculus®内で保持するだけでなく、基幹システムに還元し取引制限・取引停止に活用することも可能です。

TIS株式会社について

TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。