マネー・ローンダリング対策強化のための
AI分析コンサルティングサービスを開始

  • ニュースリリース

2022年10月31日

NTTデータ ルウィーブ株式会社
株式会社リネア

NTTデータ ルウィーブ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅信一郎、以下:NTTデータ ルウィーブ)と株式会社リネア(本社:東京都港区、代表取締役社長:市川大介、以下:リネア)はマネー・ローンダリングや特殊詐欺などの疑わしい取引に関するモニタリング業務(以下:取引モニタリング業務)(注1)支援を目的に、AIを活用したデータ分析コンサルティングサービスを開始しました。このサービスをご利用いただくことにより、既存検知シナリオの見直しや新たな検知シナリオの創出、アラート検知率の向上などモニタリング業務の高度化を図ることができます。

背景

Oculusシリーズ(注2)製品を提供し金融機関のマネー・ローンダリング対策を支援してきたNTTデータ ルウィーブは、金融機関の取引データを対象としたAIロジック開発・データ分析に実績があるリネアと協力し、取引モニタリング業務の高度化に取り組んできました。2022年1月~6月に両社は、横浜銀行と協力し、横浜銀行で稼働している取引モニタリングシステムの実データ分析に関する共同研究(注3)を実施し、既存検知シナリオの見直しや新たな検知シナリオ候補の提案、検知率の向上などにAIが有効であることを確認しています。
これらの知見を生かし、2022年9月にNTTデータ ルウィーブおよびリネアは、Oculusシリーズの取引モニタリングシステム『Oculus®-monitor』をご利用いただいている金融機関を対象に、データ分析コンサルティングサービスの提供を開始しました。

概要(特長)

「取引モニタリングシステムの検知率の向上」、「対象データと検知シナリオに関する網羅的な分析」など、マネー・ローンダリング対策業務の重要な課題解決を支援するサービスです。このサービスをご利用いただくことにより、取引モニタリング業務の高度化と効率化に有効な数値データや各種追加条件の提案や現在の運用状況の定量評価などを受け取ることができます。

図1 取引モニタリング業務と本サービスの概要

NTTデータ ルウィーブおよびリネアは、今後も継続的に、Oculusシリーズをご利用いただいているお客さま向けにマネー・ローンダリング対策分野におけるさまざまな業務支援とサービスの拡充に努めてまいります。

  • 注1取引モニタリング業務
    取引モニタリングシステムを活用し、検知シナリオで抽出した取引について、疑わしい取引に該当すると判断したものを金融機関が当局に届け出る業務。
  • 注2Oculusシリーズ
    以下の3製品から構成され、マネー・ローンダリング対策に必要となる機能を提供します。
    Oculusシリーズは多くの金融機関様にご利用いただいております。
    ◆取引モニタリング:Oculus®-monitor 顧客の通常と異なる「疑わしい取引」の監視(採用ユーザー数:276)
    ◆フィルタリング:Oculus®-filter 各種ウォッチリストと内部データとの突合(採用ユーザー数:305)
    ◆顧客管理:Oculus®-CDD マネロン・テロ資金供与リスクの評価、顧客リスク格付け(採用ユーザー数:47)
    https://www.nttdata-luweave.com/solutions/financial/aml/
  • 注3横浜銀行との共同研究
    疑わしい取引に関するモニタリング業務の高度化に向けた取り組みについて、AI等を用いた共同研究を実施し、検知シナリオの見直し等をおこないました。
    https://ssl4.eir-parts.net/doc/7186/ir_material33/190491/00.pdf

*「Oculus」は日本国内におけるNTTデータ ルウィーブ株式会社の登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

NTTデータ ルウィーブ株式会社
マーケティング本部
川上
TEL:044-223-4911

製品・サービスに関するお問い合わせ先

NTTデータ ルウィーブ株式会社
金融ソリューション事業本部
AMLソリューション事業本部 AMLソリューション営業部
小原
TEL:03-3510-1093