Basel Master

国内トップシェアの実績をもつ業界標準システム

第一地銀過半数の33行を含む50行を超える金融機関等に導入または導入予定の業界標準のシステムで複数の金融持ち株会社（FG）においても利用いただいています。全銀行同一のロジックでパッケージが構成されており監査時の信頼性を確立しています。NTTデータ以外の勘定系を利用する銀行や他社リスク計測システムを利用していた顧客へもIFファイル作成アプリケーション(IFAP)の開発を含めた導入の実績があります。

高機能なパッケージ提供

同時処理による短時間でのリスクアセット計算（基礎的内部格付手法ご採用行で2~３時間程度）、マルチバンク対応（FG連結および各行個別のベースのリスクアセット算出）、シミュレーション機能、エクスポージャー区分/プール区分メンテナンスツールなど、業務効率化・高度化につながる機能が充実。規制対応に留まらず、情報基盤の整備による「統合的リスク管理」と「経営情報管理の高度化」実現をサポートするツールとして利用できます。リスク管理の高度化や各種規制対応について責任を持った対応を進めており、バーゼルⅢ最終化、SA-CCR（カウンターパーティー信用リスクエクスポージャーの計測に係る標準的手法）への対応も実施済であるほか、AIRBでの計算についてもオプション機能としてリリースしました。

きめ細やかなサポート

ご利用中のお問合せや万一の不具合発生時には、ヘルプデスクがきめ細やかにサポートを実施しユーザーからご評価をいただいています。また、定例バージョンアップによるパッケージの機能・品質向上も定期保守サービス内で行っています。年1回のユーザー会を実施しディスカッションや懇親会など交流の場を提供しています。

導入メリット

監査対応も万全な、高い信頼性のある計算結果

50行以上の全ユーザー同一のロジックで計算を行なっているため監査時にも高い信頼性を確保できます。保守サポートにおいても新規商品等のデータ投入方法や告示解釈に対する回答のほか、計算仕様書や運用操作マニュアル等、監査時に活用可能なドキュメントも万全に整備しています。

導入負荷の軽減

個別性の強い領域は柔軟な設定を可能にする一方、個別性のない領域は固定的な仕様とすることで導入期間の短縮を実現しました。また、他社システムからの切替え実績も経験豊富であることから移行プロジェクトのリスクを低減して確実に進めることが可能です。さらに過去の移行プロジェクトの成果を基に作成したテンプレート資料・ノウハウの提供、対面での数値検証支援の実施などにより移行時のユーザー負担を軽減します。

ユーザーコミュニティの創出

年1回のユーザー回実施など、導入金融機関による国内最大級のユーザーコミュニティの場を提供し、金融機関間での幅広い情報交換を促進しています。また、その場で得られた貴重なユーザーニーズを今後のシステムのバージョンアップに役立てています。

機能

バーゼル規制「第一の柱」に対応した計算・分析をカバー

バーゼル規制「第一の柱」における自己資本比率（自己資本／リスクアセット）の計算で分母にあたる3つのリスクアセット（「信用リスク」「市場リスク」「オペレーショナルリスク」）のうち信用リスクアセット額の計算と算出結果後の各種分析を行うことができます。また「第三の柱」（情報開示の充実を通じた市場規律の実効性向上等）についても出力用テンプレートクエリを提供します。

機能一覧

I/Fファイル取込
マッピング
振分条件メンテナンス
リスクアセット計算
自己資本比率算出
ヒストリカルDB作成
遡及処理
パラメータ推計
履歴DB確定
分析レポーティング
シミュレーション
システム管理

サービス/サポート内容

監査に耐えうるドキュメント整備	計算仕様書運用操作マニュアル　等
ユーザー会開催	旬な情報のご提供とユーザー間での情報交換の場の提供
サポートデスク	システム操作方法回答データ投入方法サポート（新規商品等）告知解釈に対する回答
監査法人支援	計算手法の高度化等、監査法人と連携し支援