予想信用損失算出ソリューション「ECL Master(仮称)」について先行共創プロジェクトを開始 -金融資産減損の新会計基準への対応を支援-
2026年5月20日
NTTデータ ルウィーブ株式会社
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NTTデータ ルウィーブ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅 信一郎、以下:当社)は、企業会計基準委員会(ASBJ)が公表した「金融資産の減損に関する会計基準」に対応するため、予想信用損失(ECL)算定に必要な機能を備えた新ソリューション「ECL Master(仮称)」の開発を進めています。 サービスの提供開始を見据え、2026年度よりECL業務体制構築について課題を抱える複数のお客様と共同で、会計コンサルタントを交えて、業務フローの標準化のための勉強会を先行共創プロジェクトとして開始しました。 本ソリューションは、新会計基準への対応に伴い金融機関が直面する業務の高度化・複雑化による負荷を軽減するとともに、制度施行に向けた早期かつ円滑な対応を支援することを目的としています。 |
背景
ASBJでは、国際会計基準であるIFRS9との整合性確保に向け、本邦における会計基準について、金融資産の減損モデルをECLベースへ移行する検討が進められています。対象は貸出金、債券、金融保証、コミットメント契約など多岐にわたり、金融機関には明細単位での償却原価計算、SICR判定、将来PD/LGDを利用したECL算定など、高度で複雑なデータ処理への対応が求められています。
当社は金融制度対応ソリューションのMasterシリーズ(注1)で培ってきた知見と実績を活かし、お客様から寄せられる会計制度変更へのニーズに応えるべく、今回、新たなソリューションのサービス提供を行います。
サービスイメージ図
ECL Masterの特長
- 本邦実務に即した業務プロセスの標準化
償却原価計算、SICR判定、ECL算定を含む新会計基準で求められる機能を網羅し、関連する業務プロセスを一元化します。また、パラメータ推計の分野においては、株式会社クレジット・プライシング・コーポレーション(注2)と提携し、コンサルティングからシステム対応までを一気通貫でサポートします。
- コスト最適化を実現するパッケージ構成
当社の既存プロダクト資産を最大限活用しつつ、本邦基準で求められる業務機能に絞って開発を行うことで、新規開発ボリュームを抑制します。これにより、お客様の導入負荷およびコストの双方を軽減します。
- 集約したデータの将来的な二次活用を推進
ECL算定に利用する取引データや顧客データを集約し、期末・月末基準の基礎データとして整備します。そのデータを、経営指標算定や新たな制度対応のデータソースとして活用可能な仕組みを提供します。
今後について
現在ECL業務フロー構築検討に取り組む複数のお客様と先行して、システムにとどまらない業務フローの標準化のための勉強会を、会計コンサルタントを交えて実施しています。
ECL Masterにつきましては、ASBJにおける会計基準の最終化内容を踏まえて、2027年度中のサービス提供をめざします。
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(注1)Masterシリーズは、金融機関が直面するシステムの制度変更対応をより効率的に可能にするソリューション群です。
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(注2) 金融工学を駆使した金融リスク管理の専門企業です。独自の格付けモデルや金融商品の時価評価、リスク計量化などの高度な分析サービスを提供し、金融機関や企業の意思決定を、精緻なデータと専門知識で支援しています。
Credit Pricing Corp. – 株式会社 クレジット・プライシング・コーポレーション
- ※「ECL Master」は、NTTデータ ルウィーブが商標登録出願中の名称となります。
- ※その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
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