事例(某新業態銀行様 新市場系システム)

某新業態銀行様 新市場系システム

某新業態銀行様において、外貨関連サービスの立ち上げに伴う市場系新システムとして当社のPrélude Enterprise を選択いただき、クラウド基盤(AWS)を活用したシステムを構築しました。

機能・商品単位のモジュールから構成されているパッケージというメリットを活かし、お客様ビジネスの優先度を踏まえた段階的導入を実現。また、システムのクラウド化により、運用負荷の軽減もあわせて実現しました。

お客様の課題
  • 市場業務における事務負担の過多
  • 新しい外貨関連サービスの開始
  • システム維持負担の増大と運用課題の蓄積
導入効果
  • 市場業務のデータ一元管理
  • 新商品への迅速な対応
  • クラウド基盤によるシステム運用負荷軽減

お客様の課題

市場業務における事務負担の過多

銀行規模の拡大に伴い、市場運用・調達にかかる重要性が高まっていました。こうしたなか、業務用途に合わせて複数のシステムへの入力および業務処理を余儀なくされていたため、現場の事務負担が大きくなっていました。

新しい外貨関連サービスの開始

収益獲得を目的として、新しく外貨関連のサービスの展開を予定していました。しかし、当時利用していたシステムでは、外貨関連の機能に対応しておらず、不足する機能を追加開発するためには相応のコストと開発期間が必要となっていました。

システム維持負担の増大と運用課題の蓄積

複数のシステムを組み合わせて業務をおこなっていたため、システム維持にかかる負担が問題となっていました。また、システム基盤面では、可用性確保を目的とした機器の冗長化やBCP対策としてのスタンバイシステム構築、バックアップ実施など運用面の課題が浮き彫りになっていました。

導入効果

市場業務のデータ一元管理

幅広い商品カバレッジと業務に対応できるパッケージの特徴を活かし、市場部門における取引管理・リスク管理・会計処理といった一連の業務について、1つのシステムで対応できる環境を構築しました。

新商品への迅速な対応

機能・商品単位のモジュールから構成されているパッケージというメリットを活かし、お客様のビジネスの優先度を踏まえた段階的導入を実現しました。システム導入後も順次システムとしての利用範囲を拡張してご利用いただいています。

クラウド基盤によるシステム運用負荷軽減

クラウドサービス(Amazon Web Services)の活用により、自社で資産管理・運用管理が不要になりユーザのシステム運用負荷の軽減を実現しております。また、同サービスを利用することで、バックアップ、運用監視、BCP対策、拡張性の確保等を含めたシステム基盤運用の高度化を実現しています。

選定理由

フロント業務~バック業務を一元的に管理

Prélude Enterpriseは金融機関の市場部門におけるフロント・ミドル・バック業務について網羅的に対応したソリューションです。

各業務機能は、1つのマスターデータベースを中心に作られており、部門内の各担当者が同一のデータベースで業務処理を行うことが可能です。

今回は中長期的な拡張性を含めて、市場業務を包括的に対応できるシステムであることが選定のポイントとなりました。

50社以上の採用実績

Prélude Enterpriseはこれまで大手都市銀行・信託銀行・地方銀行・新たな形態の銀行・証券会社・一般事業法人など含め、50社以上の実績があります。販売当初からお客様のニーズに応えパッケージ機能を拡充し、実績を積み上げてきました。

また、制度変更、市場慣行の変化、お客様の共通課題などを当社から発信・共有し、パッケージ開発に活かしています。

安定稼働実績やパッケージとしての成長性が、お客様の目標とする姿と合致したことが、採択の理由となりました。

クラウド基盤での稼働実績

当社では2014年から業界に先駆けて市場系システムのクラウド化に取り組んでまいりました。現在に至るまで10社以上のお客様でクラウド環境上での稼働実績を有しています。お客様が既に構築されたクラウド環境に対応できるほか、当社にクラウド環境の構築、運用・保守をアウトソースすることも可能であり、お客様の運用負担を軽減することが可能です。

こうしたクラウド運用面の実績・構築の柔軟性が評価のポイントとなりました。

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