Swiftコミュニティ最大の国際金融イベント、Sibos2023に21回目の出展 | ニュース一覧

2023年9月18日から21日までの4日間にわたり、北米最大の金融都市の一つであるカナダのトロントにて、Swiftが主催するグローバルな年次金融イベント、Sibos 2023が開催されました。コロナ禍による2回のデジタル開催を経てリアルとデジタルが初めて併用された2022年のアムステルダム開催に引き続き、本年もハイブリッド開催となりました。

Swiftコミュニティへのコミットメント拡大とともに、Sibos 2000サンフランシスコから開始した当社のリアル開催における出展は、21回目（※）を迎えました。Sibos2009香港からはNTTデータとの共同出展を主体としています。トロントのMTCC（Metro Toronto Convention Centre）を会場とする本年のSibosには、北米開催では記録となる9,300名以上が参加登録（来場86%、デジタル参加14%）を行い、展示スペースには144の出展社と約60のフィンテック企業が参集しました。
1973年に設立されたSwiftは、新ブランディングの導入とともに昨年から適用を開始した新しいロゴやグリーン系のブランディング・カラーを主軸として、「設立50周年」を記念したスタンド装飾やレセプションを展開しました。

■金融業界の未来を見据える世界最大級の国際カンファレンス

「Sibos」は、世界200カ国以上が加盟している協同組合「SWIFT」が主催する金融業界向けの年次イベントで、1978年から続く伝統ある国際会議です。大手銀行をはじめとする世界各国の金融機関やグローバル企業、IT企業等の関係者が一堂に集結し、金融業界の動向についてさまざまなディスカッションが行われます。

本年のカンファレンスでは「Collaborative finance in a fragmented world」がメイン・テーマとなり、分断化（fragmentation）を克服し、持続可能な未来を推進するためのコラボレーションと責任あるイノベーション（responsible innovation ）が最重要課題として掲げられ、750名以上の登壇者により250以上のカンファレンス・セッションが繰り広げられました。

■数々の取り組みをプレゼンテーションで発表

会期初日の9月18日には、展示ホール内に設けられたExhibitor Stageにおいて、ISO20022メッセージをフル活用する上で真の課題となる住所表記の構造化をテーマに、” Approach to ISO20022 structured address: [Case study] PoC for ISO 20022 structured address translation with cutting-edge technologies in collaboration with SMBC“と題したプレゼンテーションを実施。今後業界が対峙するホット・トピックスとして関心を集め、多数の来場者にご聴講いただきました。

また、壁面にルウィーブ・カラー3色を掲げたブースのプレゼンテーション・スペースでは、会期4日間を通じ、AML、ALM、ISO20022、グローバル・ペイメントの動向等をカバーする下記のプレゼンテーションを実施しました。

9月18日(月) Sanction Monitoring: Improve Transaction Monitoring using AI
9月19日(火) Bank’s Asset-Liability Management matters again!
9月20日(水)　[Case study] PoC for ISO20022 structured address translation with cutting-edge technologies in collaboration with SMBC
9月20日(水)　Global Trends on Sanction filtering
9月21日(木) Global Payments Roadmap