世界最大級の国際金融イベント
「Sibos 2022」に20回目の出展

2022年10月10日から13日までの4日間にわたって開催された世界最大級の国際金融イベント「Sibos(サイボス)2022」にNTTデータ ルウィーブとして単独出展しました。今年はオランダ・アムステルダムのRAI Amsterdam Convention Centreを会場に、Sibos史上初となるデジタルとリアルのハイブリッド開催が実現。Sibos 2000から参加している当社のリアル開催における出展は、連続20回目(※)を迎えました。

金融業界の未来を見据える世界最大級の国際カンファレンス

sibos 2022 report 「Sibos」は、世界200カ国以上が加盟している協同組合「SWIFT(国際金融ネットワーク)」が主催する金融業界向けの大型イベントで、1978年から続く伝統ある国際会議です。大手銀行をはじめとする世界各国の金融機関やグローバル企業、システム開発会社の関係者らが一堂に集結し、金融業界の動向についてさまざまなディスカッションを行います。

今年のカンファレンスは「Progressive finance for a changing world」をテーマに据え、気候変動から地政学、パンデミックからエネルギーコストの上昇、インフレや景気後退まで、ここ数年にわたり山積する課題の中で、フラグメンテーションを克服し、より包括的なデジタル経済を構築するために、SWIFTコミュニティがどのように協力・革新・適応していくかにスポットライトが当てられました。

sibos 2022 report 今年はFinTechやStartupを合わせ220社以上が出展し、オンラインも含め10,000人以上が来場。各企業のブース出展に加え、幅広いテーマのセッションが実施され、大手の金融機関やベンダーを含む参加者同士の活発な情報交換が行われました。
SWIFTや海外ベンダーと長期にわたって密接な関係性を築いてきた当社は、金融業界の各市場に精通したエキスパートを集めたプロジェクトチームで参加。決済/AMLシステム分野のリーディングカンパニーとして当社の技術やノウハウを共有・発信すると同時に、業界の重要課題やAI・メタバースを活用したテクノロジーといった最新・最先端の情報を集約。そして、多くの来場者と交流を深め、改めて、インフラを支えるグローバル企業としての当社の存在感を高める機会となりました。
また、金融機関のお客様とともに、FinTech企業との面談や市場調査を実施。当社が、お客様と海外ベンダーを繋ぐ架け橋となり、課題認識を共有しながら、問題解決を共に目指す伴走者としての役割を担う新たなビジネス支援の可能性も広がりました。当社ブースでは、Sense it Making Lab.ビジネス開発室の栖原がPCAF(金融向け炭素会計パートナーシップ)を使用して金融機関の炭素排出量を評価するための実践的なアプローチについて解説しました。

TBMLでの実績をもとにプレテンテーションを実施

近年の実績紹介を通して情報共有を行うExhibitor Stageには、当社が誇るエキスパート、Sense it Making Lab.ビジネス開発室の伊藤ならびに金融システム事業本部 第一金融システム事業部の深尾・森田が登壇し、貿易に関するマネロン(TBML)対策のシステム導入による高度化ついてプレゼンテーションを実施。会場の50席はすぐに満席となり、立ち見も含め100名以上のオーディエンスが集まりました。国籍や職域の枠を超えた多くの参加者に興味深く耳を傾けていただき、Sibosの趣旨をまさに体現するような有意義なディスカッションとなりました。

当社ブースでは、Sense it Making Lab.ビジネス開発室の栖原がPCAF(金融向け炭素会計パートナーシップ)を使用して金融機関の炭素排出量を評価するための実践的なアプローチについて解説しました。

Exhibitor Stage
Luweave Booth

Interview
「TBMLのプレゼンテーションでは、システム導入によって業務がどのように改善されたか、AIは活用しているのかなど、オーディエンスから多くの質問をいただきました。また、プレゼンテーション後に熱心に話しかけてくださった方や、システム会社様からの協業提案などもあり、さらなるビジネス展開の可能性を感じました。」
(Sense it Making Lab.ビジネス開発室 統括マネージャー 伊藤 剛:写真右)

「近年注目されているAIやメタバースといった新しいテクノロジーを活用し、新たなビジネス機会を創造するような取り組み、そしてパートナーとして新たなソリューションを共に創出していこうという呼びかけも多く、対面でのコミュニケーションの重要性を再認識する機会にもなりました。また、海外のグローバル企業は、国や地域のボーダーにとらわれず、グローバルでどれだけシェアを拡大できるかを考えています。日本の企業もチャレンジ精神をもって業界に挑んでいく必要があると刺激を受け、今後もSibosで強化した信頼関係の発展により、サービスの向上を目指します。」
(Sibos出展責任者:金融ソリューション事業本部 事業本部長 徳永 聡:写真左)

sibos 2022 report

今年は、NTTデータ ルウィーブという新しい社名でのブランディングとしては初出展でした。新ミッション『紡がれた知恵の力と確かな技術で、人と社会と地球のエレガントな関係を創る。』を標榜する企業として、各企業・来場者の皆様とのエンゲージメントをより一層強固なものにすることが当社にとって重要なテーマでした。ルウィーブカラーを基調に、新ブランディングを打ち出したブースでは、当社60年の歩みをまとめた映像でブランドメッセージを発信。当社オリジナル制作ノベルティーの手ぬぐいを兜や鶴の形に折るプロジェクトメンバーのアイデアも好評を博し、多くの訪問者で賑わう、充実した4日間となりました。

当社ブース
当社ブース

ブース出展をはじめ、Exhibitor Stageでのプレゼンテーションや関係者との交流を通してリレーションの強化を実現するとともに、金融業界の動向を調査・集約したSibos 2022。
次回のSibosは2023年9月18日から21日までの4日間、トロントのMTCC(Metro Toronto Convention Centre)での開催が公表されています。
NTTデータ ルウィーブでは、今後もSWIFTや世界各国のパートナーとの連携を生かし、さらなるビジネス・ソリューションの創出を目指してまいります。

※NTTデータ ルウィーブは、日本のIT企業としてはただ一社、サンフランシスコで行われた2000年から連続して出展しています。(Sibos自体の開催が中止となった2001年、2020年を除く)

▼Sibos2022開催概要
会期:2022年10月10日(月)~10月13日(木)
会場:オランダ RAI Amsterdam Convention Centre
NTT DATA Luweave Booth (B97)
公式サイト:https://www.sibos.com/
主催:https://www.swift.com/