2019年9月23日から26日に、イギリスのロンドンにてSibos2019が開催されました。Sibosにおける当社の出展は今回で19回目となりました。期間中は当社ブースや当社開催のオープンシアターにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
ロンドンでは初開催となる今回のSibosは、11,500名以上の来場者を迎え、過去最多となりました。これまでの最多来場者数であった2010年(アムステルダム)の1.3倍にあたり、まさに歴史的なイベントとなりました。併せて出展企業数300超、登壇者600超も過去最大数となりました。
今回は「Thriving in a hyper connected world - ハイパー・コネクテッド(密接につながった)世界における繁栄」が全体テーマとして掲げられており、新しい技術がビジネスモデルに与える影響、また人間とマシンの双方の可能性を生かした協業のあり方について議論が交わされました。特に欧州にて実装が進められているPSD2(Payment Service Directive 2)、世界的な広がりをみせるOpen Bankingといった流れの中で、金融機関がいかに価値を生み出せるかといった点に関心が集まっており、活発な情報交換が行われました。
当社の取り組み
[ブース出展]
当社は今年もNTTデータグループと共同出展し、ブースはコーポレートカラーである青と白を基調として、ロンドンを象徴するビッグベンを飾ったフォトスポットエリアも設けました。
[オープンシアター開催]
Sibos 2012(大阪)からの恒例として9月25日にはオープンシアターを開催しました。今回は「AML/CFTにおけるデジタル・トランスフォーメーションの役割とは?」をテーマに、当社金融ソリューション営業部 峯岸良幸が登壇しました。NTTデータグループ企業であるeveris UKよりカタリーナ ソアレス氏を招いて、AML/CFT領域において先進技術(AI、Big Data、RPAなど)を利用した事例を紹介するとともに、データ分析の重要性について共同プレゼンテーションを行いました。
Sibos会場および関連イベントの様子
「Discover Zone」には、スタートアップ企業やFinTech企業を集めたエリアが設けられており、インタラクティブなセッションも行われていました。
関連情報
Sibos(SWIFT International Banking Operations)について
The world's premier financial services event
Sibosは、金融サービスの動向とSWIFTコミュニティーの今後について討議し、戦略を共有することを目的とした国際的なイベント(Conference & Exhibition)です。2020年はボストンでの開催が予定されています。
NTTデータ ジェトロニクスは、日本のIT企業としてはただ一社、サンフランシスコで行われた2000年から連続して出展しています。
(Sibos自体の開催が中止となった2001年を除く)