2017年10月16日から19日に、カナダのトロントにてSibos 2017が開催されました。
期間中は、当社ブースや当社開催のオープンシアターにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
Sibos 2017は149カ国から8,000人を超える来場者を迎えました。
その内訳はAmericasから37%(約3,000名)の参加者を筆頭に、EMEAから29%、UK/Nordicsから20%、APACから14%となっており、合計で187の企業が出展しました。
世界中の金融機関(81社)やソリューションプロバイダー(91社)、Fintech企業(15社)が参加しています。
主軸テーマを「Building for the Future」として、Banking、Compliance、Securities、Technologyの4つのストリームで250を超えるセッションが開催され、業界動向やサイバー・セキュリティ、AI等の最新動向が共有されました。
本年のSibosでも、昨年同様サイバー・セキュリティやAI、ブロックチェーン/分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology)に関するセッションに注目が集まっていましたが、ブロックチェーンについてはテクノロジーそのものよりも業務プロセス変更や利用者全体として考えた際の移行の課題などについて話し合われる場面もありました。
SWIFTからはgpi(global payments innovation)への参加募集やサービス・イン、APIの活用や今後追加される機能の発表もあり、利用拡大に向けて着実に進んでいる状況が伝えられました。
当社の取り組み
[ブース出展]
当社は今年もNTTデータグループと共同出展し、グループのコーポレートカラーである青と白を基調としました。また、インディカードライバーである「トニー・カナーン」のスポンサーであることから、側面には彼の等身大写真とインディカーのデザインを採用しました。
[オープンシアター開催]
Sibos 2012(大阪)からの恒例として10月18日にオープンシアターを開催し、今回も当社のお客様にご登壇いただきました。
テーマは「BANK CONNECTIVITY FOR THE CORPORATES -THE NEW FRONTIER」。
Joint General Manager Global Cash Product Office Global Transaction Banking Department Mizuho Bank, Ltd.のDevashis Das氏とHead of FSI Business & Vertical NTT DATA Singapore Pte Ltd.のAtsushi Masuda氏にご登壇いただき、銀行と企業の直接接続モデル(ホスト間接続モデル)と、それを可能とする最新のテクノロジーについて講演をしていただきました。
3日目の17時という遅い開始時間にも関わらず、数多くの来場者にご聴講いただきました。
(中)
Joint General Manager Global Cash Product Office Global Transaction Banking Department Mizuho Bank, Ltd.
Devashis Das氏
(左)
Head of FSI Business & Vertical NTT DATA Singapore Pte Ltd.
Atsushi Masuda氏
(右)
NTTデータ ジェトロニクス 葛西美穂
関連情報
- 【イベントレポート】 Sibos 2016 出展報告
- 【イベントレポート】 Sibos 2015 出展報告
- 【イベントレポート】 SWIFT会合 Sibos 2014/2015開催報告
- 【イベントレポート】 Sibos 2014 出展報告
Sibos(SWIFT International Banking Operations)について
The world's premier financial services event
Sibosは、金融サービスの動向とSWIFTコミュニティーの今後について討議し、戦略を共有することを目的とした国際的なイベント(Conference & Exhibition)です。2018年はシドニーでの開催が予定されています。
NTTデータ ジェトロニクスは、今回で17回目の出展となります。サンフランシスコで行われた2000年から連続して出展しています。
(Sibos自体の開催が中止となった2001年を除く)