第34回 肢体不自由児・者の美術展
第34回の美術展は、2015年12月16日~19日までの4日間、東京芸術劇場で開催されました。
本年は、合計705点(絵画・書・コンピュータアート)の作品が全国から寄せられ、その中から、美術展の審査会で選ばれた93点(特賞25点・優秀賞37点・佳作賞31点)が展示されました。
また、「肢体不自由児・者のデジタル写真展」も同時開催され、応募作品901点の中から選ばれた特賞・金賞・銀賞の作品計30点が展示されました。展示会初日の12月16日には、特賞入賞者を招いての表彰式が行われました。
表彰式については、日本肢体不自由児協会(外部サイトへ移動します)のページをご覧ください。
2015年の「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」は、絵画部門と書部門より選出しました。
写真提供:日本肢体不自由児協会
「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」受賞作品
絵画部門
「やさしい狼」
川島 考太郎さん
静岡県 焼津市立港中学校 1年
右半身が不自由で、右手はほとんど上手に動かすことができないため、紙を押さえることも難しいです。左手だけで優しい狼の表情を出すため、やわらかな毛並と顔の表情を工夫しました。立体感や毛並みの違いにもこだわって描き上げました。
書部門
「心」
川村 悠斗さん
青森県立青森第一高等養護学校 2年
腕が動かないので、一文字を書くのが精一杯です。いろんな心を想像してかきました。「心は深く」、「心は広く」と声に出して、大きく書くようにしました。
関連情報
- ※ 記載内容は、掲載日現在のものであり、お客様の閲覧日と情報が異なる場合があります。