第33回肢体不自由児・者の美術展

第33回の美術展は、2014年12月10日～13日までの4日間、東京芸術劇場で開催されました。
本年は、合計750点（絵画・書・コンピュータアート）の作品が全国から寄せられ、その中から、美術展の審査会で選ばれた92点（特賞24点・優秀賞33点・佳作賞35点）が展示されました。
また、「肢体不自由児・者のデジタル写真展」も同時開催され、応募作品816点の中から選ばれた特賞・金賞・銀賞の作品計30点が展示されました。展示会初日の12月10日には、特賞入賞者を招いての表彰式が行われました。
表彰式については、日本肢体不自由児協会（外部サイトへ移動します）のページをご覧ください。
2014年の「NTTデータジェトロニクス国際賞」は、絵画部門と書部門より選出しました。

写真提供：日本肢体不自由児協会

「NTTデータジェトロニクス国際賞」受賞作品

絵画部門

「ななつ星 in 九州」
徳尭成さん
鹿児島県立加治木養護学校高等部2年

列車内の風景を1点透視図法を用いて描きました。列車の右上にある窓は福岡タワーから見た夜景です。夜景を描く際、光を強調したかったので、点描で表現しました。

書部門

「前」
近藤義大さん
青森県立青森第一養護学校中学部2年

両足に装具がつき、開脚しているので、両脚が入る高さの机で書きました。机の高さが高かったため、字のバランスをとるときに苦労しましたが、前へ進む気持ちを大事に書きました。