第28回 肢体不自由児・者の美術展
第28回の美術展は、2009年12月3日~6日までの4日間、東京芸術劇場で開催されました。
応募作品は全国から693点が寄せられ、入賞した122点の中から92点が展示されました。また、会場内にて「肢体不自由児・者のデジタル写真展」(独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業)を同時開催し、全国から800点にも及ぶ応募作品の中から入賞100点が選ばれ30点が展示されました。
展示会初日の12月3日には、常陸宮殿下ご臨席のもと、開会セレモニーと表彰式が執り行われました。
本年の「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」は、絵画部門より2点選出しました。
開幕テープカットの模様
写真提供:日本肢体不自由児協会
「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」受賞作品
絵画部門
(なりたいことがたくさんあって、それでもガウディに会いたい中学生、私)
「自画像Ⅱ」
新城さや乃さん
(沖縄県立鏡が丘特別支援学校中学部2年)
■新城さや乃さん 感想
夢は建築家です。スペインの建築家ガウディに憧れています。将来自分の家を設計し、建てたいという希望です。夢がかなうように輝いた瞳を自画像にのせてえがきました。
絵画部門
「ビルの裏通り」
竹内博治さん
(香川県瀬戸療護園)
■竹内博治さん 感想
スケッチから色ぬりまで三カ月半かかり、建物や色を出すのに苦労しました。全体的に細かいので苦労しましたが、満足のいく作品ができました。
友情の絵はがき賞・愛の絵はがき賞
昨年の第27回肢体不自由児・者の美術展入賞作品より、以下の方々の作品が選出されました。
「くじらがしおふいた」
川添百花さん
「僕の図鑑」
宮城直也さん
愛の絵はがき賞には、藤本幸一さんの「おらが駅」が選出されました。
会場を彩ったその他の作品の数々
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