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第26回 肢体不自由児・者の美術展

第26回の美術展は、2007年12月6日~9日までの4日間、東京芸術劇場で開催されました。
応募作品は全国から約700点が寄せられ、その中から93点が入賞し、本年の「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」は、絵画部門より2点選出しました。
展示会初日の12月6日は、常陸宮殿下ご臨席のもと、開会セレモニーと表彰式が執り行われました。

開幕テープカットの模様


表彰式は、受賞者のところへ歩いて賞状を授与するという方式で、当社は例年通り「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」を選出し、代表取締役の野村が、直接2名の受賞者に賞状を手渡した後、思わず手を差し伸べて握手をするなど、受賞されたお二人の純粋な笑顔には、誰もが心を打たれました。「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」として金箔の地球と横書きにデザインされた当社の賞状は、周りの受賞者から注目を浴びました。

今回初めて出席した野村社長は、以下の通り感想を述べました。
「人間は根底に、自分を表現したいという欲求があるんでしょうね。それを健常者は簡単に出来るので忘れてしまいがちですが、受賞したお二人はもちろん、他のどの作品を見てもそれが画面いっぱいに表れていました。芸術を通して、純真に自分を表現しようとしていることが伝わってきて、非常に感銘しました。今後もぜひ協賛は続けていきたいと思います。」

受賞者へ賞状を授与する野村社長

受賞作品を背景に
(左から長丸さん、野村社長、岩崎くん、岩崎くんのご両親)

写真提供:日本肢体不自由児協会

「NTTデータ ジェトロニクス国際賞」受賞作品

絵画部門

受賞作品

「実りの秋」
長丸修一さん

長丸さんは、一緒に鹿児島から上京されたお姉さんと甥子さんに車椅子を押してもらいながら、今回は3回目の応募で、2回目の受賞だと話してくれました。口で描くため、作業は1日2時間が限度なので、2カ月ぐらいかかったという、とても細かく正確に風景を描写している素晴らしい作品でした。

絵画部門

受賞作品

「クワガタ」
岩崎俊介さん

岩崎くんは、昆虫が好きで、昆虫図鑑を見ながらカブトムシのデッサンをして、それに自分の好きな色を塗っていったそうです。玉虫色のグラデーションが斬新で、素敵な作品です。福岡からご両親と上京し、写真部門にも応募して同時受賞しました。質問には始終恥ずかしがっていましたが、「絵と写真は好きですか?」と訊いたとき、はっきりと「はい」と答えたのがとても印象的でした。


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