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NTTデータ ルウィーブ株式会社

ディープラーニングによる画像認識を搭載したAIレジで食堂運営を支援

~人手不足の解消、食堂運営の効率化に貢献~

ニュースリリース

2019年11月7日

NTTデータ ジェトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚本英史、以下当社)は、ディープラーニングを活用した画像認識レジシステムを開発し、2019年11月より正式に販売を開始することとなりました。現行モデル「CoolRegi®(クールレジ)」のラインナップとして追加し、主に食堂運営の改革をご検討されているお客さまを支援していきます。画像認識とキャッシュレス決済により、人手不足の解消と食堂運営の効率化に貢献します。

背景

近年、社員食堂の満足度が働き方改革の重要な切り口として注目され、採用活動にも影響を与える要素となってきています。各社が食堂運営そのものの効率化にも迫られる中、定時になると利用者が一斉に集まってくる社員食堂特有の運営事情を考慮し、決済スピードと操作性を重視した社員食堂向けの有人・セミセルフ型レジシステムの販売を今年4月に開始しました。その後、さらなる精算スピードの向上と完全な無人化を実現するための、画像認識レジシステムを開発し、このたびクラウド管理型「CoolRegi®」のラインナップの一つとして正式に販売を開始しました。

概要

今回新たに追加したCoolRegi®は、完全セルフ型レジのため、直感的な操作で誰でも簡単に使用できる構成になっています。会計待ち行列を削減するための食後精算方式を前提として、トレー上の食べ終わった食器をそのままの状態で画像認識し、AI技術を使って食器を瞬時に識別します。 利用者は表示された識別結果を確認後、キャッシュレス決済を行うシンプルなプロセスでスピーディーに精算が完了します。

(左)精算画面と(右)画像認識を搭載したAIレジ

事前にディープラーニングで食器の画像(汚れに見立てたノイズ画像も含む)を学習済みのため、トレー上の皿の位置や食べ残しの有無に影響を受けず、コップや箸などの精算対象外のものは除外され、非常に高い認識精度を達成しています。万一、誤認識があった場合は、タッチパネル画面の操作により簡単に訂正が可能です。

キャッシュレス決済の採用により、食堂運営スタッフの現金取り扱い業務が削減され、キッチンの衛生面にも効果があります。RFIDタグを使った同種のレジシステムに比べ、皿単体のコストダウンが可能で、洗浄時などの取り扱いを簡素化できるだけでなく、食器(柄・形・素材)選定の自由度が増します。

今後について

一日あたりの喫食数1,000以上の大規模な食堂を抱える企業や大学を中心に展開します。システムベンダーが開発したレジシステムである点を強みとして、IoT技術を活用した快適で魅力ある食堂づくりを支援し、社員の健康管理や食堂スペースの有効活用などさまざまな経営課題の改善も視野に入れたソリューションを提供していきます。

関連情報


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ISソリューション事業本部   木口・村松・渡邊
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E-mail:BDO.jp@nttdata-luweave.com