NTT DATA Trusted Global Innovator

NTTデータ ルウィーブ株式会社

ISO20022などの国際標準メッセージ対応で
NTTデータ ジェトロニクスとシートゥエンティフォー・テクノロジーズが
戦略的パートナーシップを締結

グローバル・トランザクション・バンキングにおける国際標準フォーマットとの相互連携性を柔軟に行うことが可能に

ニュースリリース

2014年1月15日
NTTデータ ジェトロニクス株式会社
シートゥエンティフォー・テクノロジーズ・リミテッド


NTTデータ ジェトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前川雅俊、以下NTTデータ ジェトロニクス)と、金融メッセージ(電文)関連ソリューションのリーディングプロバイダーであるシートゥエンティフォー・テクノロジーズ・リミテッド(C24 Technologies Limited、本社:ロンドン、コマーシャル・ディレクター:ウェイン・マイクル、以下C24)は戦略的なOEMアライアンスを結び、NTTデータ ジェトロニクスの提供するグローバル・トランザクション・バンキング基盤Financial Message Broker 7.0(以下FMB7.0)のアドオン機能としてC24 Integration Objects(以下C24-iO)を実装することで合意しました。


背景と提携の効果

世界の金融市場インフラにおいては、メッセージ形式をインフラ固有の形式から国際標準フォーマットへと移行する動きが進んでおり、金融機関ではこれらの移行スケジュールに合わせた柔軟なシステム対応が求められています。
FMB7.0は、グローバル・トランザクション・バンキングに求められる機能を金融機関側のニーズに合わせて提供することが可能な複合ソリューションです。一方C24-iOは、40以上の国際標準フォーマットを装備した製品です。当社はC24-iOをFMB7.0に実装することにより、金融機関による柔軟かつタイムリーなシステム対応をサポートします。主なメリットは以下のとおりです。

  • 1)開発コストの削減と開発期間の短縮が可能
    FMB7.0の各機能コンポーネントがもつGUI開発ツールの活用などによる開発工程の短縮化に加え、C24-iOがすでに提供可能な国際標準データモデルを利用することで、さらなる開発コストと開発期間の短縮が可能となります。FMB7.0でC24-iOのデータモデル等を採用した場合、約50%の開発工数の削減が見込まれます。
  • 2)稼動実績のあるソリューションの組み合わせで高品質でのシステム対応が可能
    大手金融機関で実績のあるFMB7.0と当社が強みとする決済系ソリューションでのノウハウを、海外の金融機関で実績のあるC24-iOの国際標準データモデルと組み合わせて提供します。
  • 3)トランザクションコストの低減
    C24-iOの実装によりFMB7.0の国際標準メッセージとの相互連携性を増強することで、STP率が向上し、金融機関のトランザクション1件あたりのコストを低減させることができます。

日本の金融市場インフラにおいても国際標準メッセージの導入が進んでいます。証券保管振替機構(JASDEC)では、2014年初めから2018年末に国際標準のひとつであるISO20022が導入されます。同様に、日本銀行の新日銀ネットでは2015年度中に一斉移行が予定されています。

NTTデータ ジェトロニクスは新日銀ネットで採用されるXMLフォーマット(含む、ISO20022)への対応において、すでにC24-iOを利用し開発に着手しています。これに加え今後は、SWIFT、FIX、FpMLメッセージへの対応においても同機能を採用していく計画です。

製品概要

  • Financial Message Broker 7.0(FMB7.0)
    FMB7.0は、グローバル・トランザクション・バンキング基盤として必要とされるSTP機能をコンポーネント化した製品(サービス)群であり、すでに大手金融機関で採用され稼動しています。
    主なコンポーネントとして、ESB、メッセージ変換、メッセージ解析、GUIがあり、ユーザーのシステム環境を有効に活用しながら、必要なコンポーネントだけを導入できるため、無駄なコストや対応負荷がかかりません。また、コンポーネントの段階的な導入(スモールスタート)も可能となっており、投資対効果を最適化します。
  • C24 Integration Objects(C24-iO)
    C24-iOは、40以上の国際標準フォーマットに対応したデータモデリング、メタデータマネジメント、トランスフォーメーション、メッセージインテグレーションツールキットです。また、こうしたフォーマットに対するバリデーションルールも装備しています。

NTTデータ ジェトロニクス株式会社  取締役常務執行役員 谷中正司のコメント

「金融メッセージソリューションのリーディングカンパニーとして豊富な実績と知見をもつC24社と提携できたことを大変喜ばしく思います。C24社との協業によりエンハンスしたFMB7.0をベースに、各金融機関が推進するグローバルな決済サービスの強化やトランザクション・ビジネスの拡大を力強く支援していきたいと考えています。」


シートゥエンティフォー・テクノロジーズ・リミテッド  コマーシャル ディレクター ウェイン・マイクルのコメント

「データの相互運用性とSTP率の向上は、より迅速なイノベーションと優れたサービスを実現します。
NTTデータ ジェトロニクスのパートナーとなり、顧客に金融メッセージに関する最高のサポートを提供できることを大変光栄に思います。」


NTTデータ ジェトロニクス株式会社について
NTTデータ ジェトロニクスはNTT データの子会社であり、金融機関や企業にITソリューションを提供しています。その専門性の高さは、SWIFT のアライアンスゲートウェイとアライアンスアクセスに関する認定スペシャリストを保有し、“CLS Registered Plus”の認定ベンダーであることにも裏付けられています。金融IT業界における50年以上の経験により、ビジネス&ITコンサル、調達、システムインテグレーション、パッケージ導入、アプリケーション開発、保守・テクニカルサポート等の広範な分野でプロフェッショナルサービスを提供しています。

シートゥエンティフォー・テクノロジーズ・リミテッドについて
C24は主に金融メッセージとインテグレーションサービスを専門とするソフトウェア会社です。データ相互連携ツールとスタンダーズライブラリによって、金融メッセージの対応にかかる時間とコストの削減を可能とし、SWIFT MT-MX、ISO20022、FpML、FIX、SEPA等40の標準フォーマットに関する包括的な支援を行っています。www.c24.bizから詳細な情報やC24-iOの無償版のダウンロードが可能となっています。

C24のTwitterアカウント: @C24io

実装イメージ

関連情報



本件に関するお問い合わせ

報道関係のお問い合わせ先

NTTデータ ジェトロニクス株式会社
経営企画部 広報グループ
高瀬恵美
電話番号: 044-223-4911
E-mail:
Communications.jp@nttdata-luweave.com


レイ・クリストファーシートゥエンティフォー・テクノロジーズ・リミテッド
電話番号: +1 339-707-0648
E-mail:
ray.christopher@c24.biz

製品・サービスに関するお問い合わせ先

NTTデータ ジェトロニクス株式会社
金融事業本部 次期決済ソリューション推進室
電話番号: 044-223-3753
E-mail:
Financial-Solutions@nttdata-luweave.com