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日本オリベッティ(現ジェトロニクス)と住友銀行、CLS(TM)本稼動に向けシステムを共同開発

~ CLS決済を総合的に管理する

ニュースリリース

1999年9月9日

日本オリベッティ(現ジェトロニクス)株式会社(社長:細野昌幸、資本金:54億3750万円、本社:東京都目黒区)と株式会社住友銀行(代表者:西川善文、資本金:5023億4800万円、 本社:大阪府大阪市)は、2000年10月に開業予定のCLS(Continuous Linked Settlement=多通貨同時決済)に対応するシステム<CLS管理システム>の共同開発を9月中旬から正式に開始致します。

CLSに参加するセトルメントメンバーが CLS銀行 に保有する口座は各通貨毎に一名義であり、なおかつ資金決済を各通貨保有国のRTGS(即時決済)システムにて行うことから、決済銀行は、本邦のみならず海外拠点・委託先の約定データを含めた決済銀行全体の取引金額を把握し、決済日当日の資金の入り払いを管理することが重要になります。

日本オリベッティ(現ジェトロニクス)は、長年SWIFT/日銀ネット分野で培ってきたノウハウをベースに、代行決済、STP(Straight Through Processing)を包含した総合的ソリューションの提供を行うため、’97年よりCLS決済が金融機関に与えるインパクトについてスタディを継続して参りました。

今回共同開発する<CLS管理システム>は、コア機能とスペシフィック(SP)機能で構成されます。コア機能は、取引管理機能・決済管理機能・流動性枠管理機能・CLSメンバーAPIサポート機能等からなり、SP機能はCLS関連システム(ディーリング系・勘定系・通信系システム等)との接続およびメッセージハンドリング機能で構成されております。今回の開発により日本オリベッティ(現ジェトロニクス)は、コア機能をパッケージ化すると同時に、外為決済系ソリューションの強化・拡大を図り、同分野でのトップシェアを目指します。

<CLS管理システム・ソリューション>の主な特長は以下のとおりです。

  1. 日本を開発拠点とするパッケージシステムの提供
  2. CLS対象通貨全てのCLS決済を統合管理するシステムの提供
  3. STP(Straight Through Processing)を意識した連動システムの構築
  4. 24時間連続稼動/ハイアベイラビリティの確保
  5. 開発から稼動後保守にいたるトータルソリューションの提供
  6. CLS関連情報の提供
  • ※注
    CLS銀行 = 外為決済リスクを軽減するための専門金融機関であり、CLS Services Ltd.(CLSS)により運用が行われる。