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日本オリベッティ(現ジェトロニクス)、JAシェア拡大に向けて加速

~ JA大阪から金融機関向けプラットフォームと関連サービスを獲得 ~

ニュースリリース

1999年9月8日

日本オリベッティ(現ジェトロニクス)株式会社(本社:東京都目黒区、社長:細野昌幸)はこのほど、JA大阪(所在地:大阪府、店舗数:約350店舗)から、約700台のと、JASTEM(※)共同運営システム移行に伴う関連サービスを併せて獲得しました。

これを機に JA市場におけるシェアの拡大をめざし、ソリューション&サービスビジネスの一層の強化を図っていきます。

<ITASシリーズ>は、本来、金融機関向けに開発した次世代営業店システムプラットフォームですが、JA大阪では JASTEMの営業店端末システムとして採用されます。同製品は、営業店端末システムとしての品質や拡張性に優れていると共に、JASTEM統一仕様端末機としても機種認定済みです。

平成14年1月に実施される JA大阪の JASTEM移行までは、現在の第三次オンライン端末システムを<ITAS>で稼動させ、移行後は同一の<ITAS>上で JASTEMシステムを稼動します。これにより大規模な金融基幹システム移行におけるリスクを回避し、スムーズな運営を行うことができます。

<ITAS>導入の主な特長は次のとおり。

  • 現行のソフトウェア資産を有効活用し、安全で迅速な移行ができる高度なエミュレーションシステムの提供
  • マルチベンダー保守サービスにより営業店システム保守の一元化
  • 産業用PCアーキテクチャ(PICMG)、WOSA/XFS(金融機器接続仕様)、リムーバブルHDDなど信頼性・耐久性・拡張性に富んだ最新IT技術を採用
  • オープンアーキテクチャでありながら、長期間(3年間)の製品供給を保証
  • JASTEM端末統一仕様に完全準拠

また、関連サービスとして他ベンダーが提供する新ネットワークのメンテナンス・サービスも行います。当社は、農協システムでのオフ/オンラインシステムの端末を最初に提供してきた唯一の外資系ベンダーです。今回の JASTEM端末システム獲得を機に、JASTEMシステムにおける営業店端末システムベンターとしてシェアを拡大してまいります。

同時に、高度化する JA営業店システムおよびネットワークシステムに対し、長年培ってきた経験をもとに、最新IT技術を活かした金融営業店システムソリューションの提案とサービスビジネスの推進を図ります。

各県JA は今秋から順次、共同運営の JASTEMシステムに移行する予定で、JA大阪は、滋賀、高知、兵庫に次ぎ全国で四番目の JASTEM加入県です。また同府は、全国でもいち早く JAバンク(※) と名称を変え、地域密着型金融機関として総合金融サービス事業の展開を図っています。

  • ※注
    JASTEM(ジャステム):農協系統信用システム共同運営株式会社

  • JAバンク:全国JA と信連の金融事業の総称。昨年10月、JAと信連が一体となった総合金融サービス事業を開始。総貯金高は約70兆円。ネットワーク規模は民間最大の16,000店舗。